
シルキーハニー号会員各位
謹啓 平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、ご出資のシルキーハニー号(父,レオダーバン、母,アイリッシュハニー)は、調教師の判断で引退する事となり、登録を抹消されましたので、ご報告致します。
同馬は早田牧場で2歳の10月より育成を開始し、入厩に向け徐々に調整を進めていきましたが、3歳となった8月末に洗い場で転んで左後脚に外傷を負い、また、状態が回復して運動を再開した矢先の10月中旬には後脚を捻ってしまうなど順調さを欠きました。しかし、その後は順調に調整され、年が明けて4歳となった今年、平成10年2月25日に栗東の高橋隆厩舎に無事入厩。翌日から坂路コースに人ってキャンターの調整を始め、ゲート練習も進めていきました。
乗り運動は休まず続けていましたが、時々疲れ気味となるなど、まだ休調面が本調子ではない機で、動きにも良い日と悪い日があり、また気性的にもわがままな面を見せるので、無理をせずじっくりと進めていきました。4月下旬頃になるとようやくキャンターの動きが良化し、ゲートも徐々に問題無くなってきた為、そろそろ仕上げにかかれる状態になってきました。しかし、5月中旬、調教で再び動きが悪くなり、一度立て直した方が良いという調教師の判断で、17日に早田牧場に移動。調教師は状態が良くなれば函館か札幌開催を日標にしたいと話し、20日から動きや体調を見ながら再調整を進めていきました。
少しずつ調教量を増やして、6月中旬頃にはキャンターでコンスタントに乗り込める様になり、その後は速めのラップの調教も徐々にこなしながら仕上げていきました。しかし8月に入り、疲れからか少し動きが悪くなり、無理せず馬房で休ませていましたが、獣医の診察を受けたところ、右後脚を捻挫している事が分かり、その為に歩様が良くならなかった様で、そのまま馬房で休ませて回復を待つ事になりました。その後、捻挫自体は回復していきましたが、歩様がなかなか良くならないまま時間が過ぎ、11月に入っても状況の好転が見られず、調教師と協議の結果、
「捻挫はもう問題ない様だが、体質的に弱い為、歩様が戻るのに時間がかかっているのだろう。何とかデビューさせたいと思い、ここまで待ったが、未勝利の番組も終わり、年内の出走も間に合わない状況となってしまった。これ以上待っても必ず良くなるかどうか分からないから、申し訳ないがこのあたりで結論を出したい」という調教師の判断により、誠に残念ながらこのまま引退させる事になりました。
引退後は乗馬となる予定で、平成10年11月18日に登録が抹消されました。
(後略)
敬具
平成10年12月4日
(有)シルクホースクラブ